トレイルランニングとは通常のマラソンと違って、舗装されていない山谷を走る競技のことだ。中国四川省にある高峰・四姑娘(スーグーニャン)では2014年から毎年、開催されているトレイルランニングのレースが行われており、連なる4つの峰は4姉妹に見立てられる美しさで、世界自然遺産にも指定されている絶景の中でのレースであるが、同時に高山病との戦いでもあるようだ。
記事によると、この厳しい条件のなかでようやくゴールを決めた日本の女子選手に「災難」が降りかかったという。ゴールを目前にしていた女子選手の前に犬が飛び出し、女子選手が持っていた日本国旗にとびかかり、国旗に噛り付いた。日本の女子選手はやむを得ず国旗を残してそのままゴールしたという。
掲載された写真では、犬が日本国旗にじゃれついているようにも見える。しかし、犬があまりにタイミングよく出てきたことや、中国で侮蔑の意味合いもある「犬」が日本の国旗にとびかかったことが滑稽に感じたのだろうか、このニュースに対していろいろなコメントが寄せられている。
なかには、「よくやった」、「愛国的」と犬を称える人も少なくなかったが、それを「思考が狭い」と一蹴したり、「犬がじゃれるのはよくある光景」などと冷静にとらえる意見に賛同する人も多く見られた。
この件は、開催者によりこうしたアクシデントはよくあることであり、わざとではないという釈明があったという。深読みすることはないようだが、すぐに反日に反応する中国のお国柄を示していると言えそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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