記事は、アイスランドやニュージランドなど日本以外にも温泉が存在する国は数多くあると指摘する一方、日本人ほど温泉好きな国民はいないとし、日本は国土が世界にもかかわらず、「さまざまな場所に多くの温泉施設が存在する」と指摘した。
さらに、日本の神話のなかに神が温泉で体を癒す話があるなど、日本では温泉は神話や歴史、宗教などと結びつき、独特の温泉文化が生み出されたとし、日本人は温泉について「大自然からの贈り物」として大切にしてきた歴史があると指摘した。
また、過去の日本では温泉は体を癒す「湯治」の役割が中心の存在だったとしながらも、近代になって温泉が身近な存在になると保養やレジャーの役割も果たすようになったと紹介。そして露天風呂で四季を感じ、懐石料理に舌鼓を打つことができる温泉旅館も数多く整備され、日本人にとって温泉はなくてはならない文化になったことを紹介した。
近年は日本を訪れる中国人旅行客にとっても温泉は人気となっている。中国人は人前で全裸になることを恥ずかしく思う傾向にあるようだが、それでも日本の温泉に魅了される中国人は多く、中国では日本の温泉を堪能するうえで気をつけるべきルールやマナーなどを紹介する書籍やウェブサイトも数多く存在する。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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