中国メディア・今日頭条は16日、中国国産車の燃費が合弁車より悪い理由について、いまだに多くの国産車が30年以上前に開発された日本のエンジンを搭載しているからだとする記事を掲載した。

 記事は「ここ2年における国産車の進歩目を見張るものがある。
しかし、その一方で依然としてどの価格帯の自動車にしても合弁車に比べると燃費が悪い。これは一体どういうことなのか」と疑問を提起。そのうえで、軽量化の技術が不足しているために車体が重すぎる点、エンジンにかんする技術レベルが足りない点という2つの理由を示した。

 そして、2つの理由を象徴するトピックとして、中国の国産自動車で依然として三菱の4G63エンジンが利用されていることを挙げ、「4G63は80年代末に量産を始めた2.0リッター直列2気筒エンジンで、90年代全体を通して大多数の国産自動車に搭載された。90年代末には中国企業2社が4G63の完全自主製造を開始し、21世紀初頭には多くの国産車に搭載される基本的なエンジンになった」としている。

 記事によれば、今の中国車のエンジン搭載状況には3つのパターンがあるという。1つは4G63とその改良版を積んでいるもの、2つめは4G63をベースに自主開発されたもの、そして3つめは4G63から完全に離れたものとのことだ。

 登場から30年以上も経過しているエンジンをいまだに愛用し続ける背景について記事は「基本的な設計が非常に優れていること。そして改造の許容度が他のエンジンより高いこと」と説明。「まさにこの1台のエンジンにより、多くの国産ブランドはより大きなコストをかけてゼロからエンジンを開発する意思を持たないのだ。この問題を根本的に解決するためには、より先進的なエンジンが必要。国産ブランドの重要技術開発にはまだまだ長い道のりを必要としているのだ」と伝えた。
(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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