中国メディアの百度は6日、中国人の伝統的な意識のなかでは「日本はアジアの東端にある島国」というイメージがあると伝える一方、海に目を向ければ日本は正真正銘の海洋大国であることが分かると伝える記事を掲載した。
記事は、日本の国土面積は中国を構成する多くの省の1つとほぼ同じであることを指摘する一方で、海は国家の発展にとって重要な役割を果たすようになっていると指摘。中国の領海とEEZは300万平方キロに達するはずだが、実際に中国が実質的に支配できているのは100万平方キロを超える程度に過ぎず、残る部分は他国との係争を抱える部分であると論じた。
続けて、日本には北海道、本州、四国、九州、沖縄のほかに、非常に多くの島が存在し、領海やEEZを確保するうえでこの島が重要な役割を果たしていると指摘。さらに、東京から遠く離れ、面積も取るに足らないほどしかない沖ノ鳥島も日本の国土であるため、国際法上は沖ノ鳥島の周囲の海も日本のものとなっていると指摘した。
さらに記事は、日本が中国と尖閣諸島(中国名:釣魚島)、韓国と竹島(韓国名:独島)を巡って対立していることを強調する一方、これはいずれも島そのものよりも、その周辺の海を狙ってのことだと主張。日本は現時点では400万平方キロメートルを超える海を支配していることを指摘しつつ、今なお領海とEEZの拡張に強い意欲を持っていると主張した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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