先月、日本のある機械部品メーカーが中国から調達した部品を同社の日本工場で製造した商品として取引先に出荷していたという不正が明るみに出た。記事はこのニュースに触れ、「企業同士の大きな取引のうえで中国製品を偽って日本製と言うのであれば、日本製品を買う中国人観光客に対してはなおのこと中国製であるという事実を言わないのではないか」という疑問が生じると主張した。
しかし、数年前に日本で「爆買い」という言葉が生まれるほど中国人旅行客が日本であらゆるものを買い漁った時、そのなかには「Made in China」という文字が記された商品もたくさんあったことを多くの中国人は知っていたとし、中国人旅行客は「決して日本製品と騙されて売りつけられたわけではない」とした。
一部の中国人は、「なぜ同胞たちはは中国製と知りつつ、わざわざ日本で買い物をするのか」と理解に苦しむようだが、彼らがあえて日本で買い物をする理由を指摘している。それは、今でも多くの中国人は「日本製品の品質が高い」という認識を持っているためだとした。逆に言えば「中国製品に対する信頼は低く、特に食品の安全性には常に不信感が存在する」のだという。
一方で日本製品は、「商品の流通過程も含めて信頼が置ける」ので、同じ中国製といえども日本市場と中国市場で流通する製品の質には違いがあると主張。また、日本では規格に合格した物だけが販売されているので、中国で大量生産された同じ商品でも比較すると品質が明かに異なると指摘した。
同じ物でも手に取って品質の差がわかるほどの差があるのであれば、やはり日本で売られている中国製品を買って帰ると言うのも頷けるのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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