中国では、日本旅行の人気が依然と高く、化粧品などを中心に日本製品の人気も高いが、ことに文化や習慣となると、中国人にとっては理解に苦しむこともあるようだ。中国メディアの快資訊は15日、「中国人が理解に苦しむ日本の5つのおかしな現象」と題する記事を掲載した。


 その1つが、「日本の礼儀作法」だという。中国ではたびたび、日本人の礼儀正しさが称賛され、中国から伝わった礼儀が日本では残されていると言われているが、記事は、日本の礼儀にはルールが多く、形ばかりで心がこもっていないと主張した。

 2つ目は、「本音と建て前」があることだ。中国では本音と建て前を使い分けることはほとんどなく、ストレートな表現の人が多いが、日本では信用できない相手に本心をさらしてしまうことは控えるべきと言われてしまうと伝えた。

 3つ目は、「迷惑行為をされて自分の魅力を確認する」感覚がおかしいと指摘。これは、日本の女性はセクハラにあっても嫌がらないという意味のようだ。若い女性に「色っぽくなってきた」というのは誉め言葉であり、お尻を触るのはあいさつのようなもので、女性は自分の魅力を再確認して自慢げに他人に話すと伝えた。中国人には理解できない「原始的な感覚」と不快感を示しているが、最近日本では財務省のセクハラ問題が大きな話題となっているのに、どこからこれほどの誤解が生まれたのか不思議である。

 残りの2つは、「年寄りを大切にしないこと」、「男性が女性っぽくなっていること」だとした。日本では年をとってもただ飯は食えないという風潮があり、昔は姥捨て山があったという伝説まであると紹介。草食系の増えた日本男性に関しては、地位向上を求める女性が方向を誤り、誠意ある交際をしなくなったことに原因の1つがあると指摘。日本男性は二次元の恋人を作り抱き枕を抱いて寝るほうが気楽だと思うようになってきたと分析した。


 記事は、これらは中国人には理解できない習慣だとしているが、いずれも少なからず誤解があり、真実の日本が伝わっていないようである。日本に関してこうした誤った知識が流れ多くの人が信じてしまうのは残念なことである。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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