では、日本人は中国にどんなイメージを持っているのか。記事は日本人にありがちな4つの思い込みがあると紹介。1つは「空気が悪いこと」だ。中国はいつでもどこでも1年中空気が悪いと思い込んでいると苦言を呈した。記事によると、実際にひどいのは一部の大都市だけで、それも特定の時期だけだと主張した。とはいえ、やはり全体的には日本の方が空気はきれいだと言えるだろう。
2つ目は「民度の低さ」だ。大声で騒いだり列に並ばなかったり、路上で大小便をしたりといった非文明的なイメージが強いと不満を示している。この点について記事は否定せず、民度の向上が待たれるとした。3つ目は「中国人は金持ち」というイメージだ。爆買いの印象が強かったのもあるだろうが、実際に爆買いする人の多くが転売による小遣い稼ぎで代理購入している人たちではないかと主張した。
最後には「食品の安全性」に関するマイナスのイメージがあるとした。そのため日本人は国産品を購入したがる傾向があるが、これもメディアの影響であり、中国に来たことも中国人に接したこともないのだろうと不満を示した。こうしたマイナスのイメージは、日本人の「先進国としてのおごり」であり、本当には中国を知ろうとしていないと主張した。
確かにメディアの影響力というのは大きいものだ。「視野の狭い民族は、何を見ても悪く受け取る」と不満を示してはいるが、その反面、日本人に中国の本当の姿を知ってほしいという気持ちも感じられる。やはり「百聞は一見に如かず」であり、実情を知るには、実際に見聞きするのが一番だということだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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