2016年6月16日に開業した上海ディズニーランド。中国大陸初のディズニーランドということもあり大きな話題となったが、今でも中国人に人気なのは東京ディズニーランドのほうだという。
中国メディアの今日頭条は5日、東京ディズニーランドをはじめとするテーマパークで遊ぶために、多くの中国人が「小さな子どもを連れてわざわざ日本へ行く理由」を分析する記事を掲載した。

 記事は、上海ディズニーランドについて「期待が非常に高かったぶん失望も大きかった」と振り返った。チケットを買うだけでも大変なのに、入場すると中はひどい混雑で、多くの来場者が不満に感じるという。それで地元の人以外にリピート客は少ないと紹介した。

 コストパフォーマンスでも日本のディズニーランドのほうが優れているという。平日のチケットは上海のほうが少し高いうえに、ダフ屋が買い占めると何倍にも吊り上がるそうだ。
食事代も上海の方が高く、東京では27元(約450円)相当で買える食べ物が上海では35元(約580円)もすると指摘した。

 またホテルも、日本は宿泊代が高いものの世界最高レベルのサービスが受けられるため、全体的には日本の方がコストパフォーマンスは非常に高く、満足感があると結論付けた。さらに、日本にしかないディズニーシーや、富士急ハイランド、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンなどほかにも魅力的なテーマパークが日本にはたくさんあると紹介した。

 総合的に上海よりも満足度の高い東京ディズニーランド。これにはスタッフのレベルの高さも大きく関係していると言えるだろう。東日本大震災時に東京ディズニーランドのスタッフがとった対応は、国内外から非常に高い評価を得た。
今年の夏休みも、中国人旅行者を含め、国内外からの観光客を満足させてくれるに違いない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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