キンキンに冷えたスイカにかぶりつくという行為は、日本の夏だけに見られるものではなく、中国でも同様だ。しかし、日本と中国では同じスイカでも食べ方に違いがあるのだという。
中国メディアの快資訊は14日、「日本人のスイカの食べ方はとても奇抜だ」と紹介する記事を掲載した。

 暑さと喉の渇きを癒してくれるスイカは夏ならではの果物で、中国人も好んで食べている。しかし、切って食べるだけの果物の食べ方に、そこまで驚くほどの違いがあるのだろうか。

 中国では果物全般の価格が日本と比べて非常に安いため、スイカは種類によるが一玉300円ほどで買うことできる。多くの人はスイカを2つに切って、スプーンで真ん中から食べたりするが、これは日本人からすると贅沢な食べ方に感じられるのではないだろうか。

 記事は、日本と中国で大きく異なる点として「中国人はスイカはスナック感覚で食べるが、日本人は客人をもてなす時などに小さく切り分けて食べる」と説明した。その理由は、「日本で売られているスイカの価格を見ればすぐに理解できるだろう」とし、日本ではスイカは高級な果物なのだと指摘した。

 さらに中国人が驚くのはスイカに塩を振って食べることだと指摘し、中国人は「甘いスイカに塩をかける理由は何なのだ」と驚くと主張、「この食べ方は道理にかなっているのか」と問いかけた。そして、「これには日本ならではの問題が関係しているのだ」と説明した。

 その問題とは、「島国ならではの土地の狭さ」であり、作物の生産にも限度がある。自国で採れる「限られた作物をいかに美味しく食べるかを追求した結果、甘さをより感じられるようにスイカに塩を振るようになったのではないか」と説明した。中国のスーパーでは半分にカットされたスイカにスプーンを付けて販売されているのを見ることがあるが、普段から豪快にスイカを食べている中国人からすると、小さく切って塩を振って食べる方法は奇抜に感じられるようだ。
(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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