日本では一部のマンションや戸建て住宅において、冷蔵庫を設置する場所があらかじめ決まっている場合があり、それはコンセントの差込口が天井付近にあることから確認することができる。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、日本の家庭では冷蔵庫のコンセントを差すための差込口が「中国の家庭より高い場所に存在する」と紹介し、なぜ日本では差込口を高い場所に設置するのだろうかと疑問を投げかける記事を掲載した。


 記事は、日本の住宅では冷蔵庫用のコンセント差し込み口が床から1メートル95センチほどの高さの場所に存在するケースが多いと紹介。一方、中国では「冷蔵庫の背面の床から30センチほどの高さの場所」に差し込み口を設置するケースが多いが、場所はかなりばらつきがあって統一されていないと紹介し、内装業者も客に対して「だいたいこの高さに設置するのが一般的」だと説明し、具体的な理由については説明しないのが普通だと論じた。

 続けて、冷蔵庫は24時間、365日ずっと通電している家電であり、設置してから10数年以上もコンセントを抜かないケースも多いため、「プラグのうえに埃がたまりやすく、火事が起きる可能性がある」と紹介。冷蔵庫のプラグの上にたまった埃が原因の火災を防ぐため、日本ではできるだけ高い場所にコンセントの差し込み口を設置しているだと伝えた。

 さらに、日本の家庭でコンセントの差し込み口が高い場所に設置してあるのは「日本人の身長が中国人より高いためではなかった」と強調し、あくまでも安全のための配慮だったのだと伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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