中国メディア・東方網は22日、21日に現役引退を表明した卓球福原愛さんに対し、日本のみならず中国からも引退を惜しむとともに労う声が寄せられていると報じた。

 記事は福原さんについて、「3歳で卓球を始め、天才卓球少女として日本のテレビに何度も出演した。
また愛くるしい外見から、中国のファンからは『瓷娃娃』(ツーワーワー、陶器の人形)と呼ばれて親しまれた。10代のころから日本代表として大会に出場し始め、2004年のアテネ五輪から4大会連続で五輪に出場。12年のロンドン五輪団体で日本卓球史上初の銀メダルを獲得すると、16年のリオ五輪団体でも銅メダルを取った」とした。

 さらに、リオ五輪後の16年9月には台湾の卓球選手・江宏傑と結婚し、17年10月には女児を出産し、選手としての活動からは遠ざかっていたことを紹介。そして、自身の中国版ツイッター・微博アカウント上で「1人のプロ卓球選手としての使命はすでに全うしたと感じるようになった。今後は別の立場で卓球を通じ、みなさんの応援や支援に報いていきたい」とし、現役生活に区切りをつける意思を示したことを伝えている。

 そのうえで、日本のネット上では「彼女が小さいころからテレビで見てきた。五輪でメダルを取ったのはすごかった」、「愛ちゃんのファンはみんな自分の子どもを応援するような気持ちでいた」、「いつの間にかこんなに大人になっていた」といった感想が寄せられたとした。

 また、日本以上の大きな人気を誇る中国でも「中国で最も歓迎された日本のアスリートだ」、「永遠に幸せになって、愛ちゃん」、「人生の次のステージが、順風なものでありますように」、「あなたの決定を支持する。いつまでも好きだ」など、労いや祝福のメッセージが続々と微博に書き込まれていると伝えた。

 福原さんが日本の卓球界に、そして、日中の民間交流に与えたプラスの影響は計り知れない。選手としては区切りをつけたが、今後も日本卓球界の発展、日中交流の促進に大きな役割を果たしてくれることだろう。
(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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