記事が取り上げたのは千葉県の「我孫子(あびこ)」市だ。日本人のなかには読み方が難しい地名と感じる人がいるかもしれないが、中国では「我孫子」という言葉は「他人とその一族をまとめて侮辱する罵りの言葉」として、口にするのもはばかられる言葉とされている。それゆえ、日本でこの地名を見た中国人は大きな衝撃を受けるという。
記事は、日本では「我孫子」という言葉には全く悪い意味は含まれていないと紹介し、「古い文献にも登場する歴史を持つ地名で、この苗字を持つ人も珍しくはない」と説明した。また「実は中国にも中国人を驚かせる珍しい地名が存在している」と指摘。たとえば北京の近くに位置する「珠窩(ジュウォ)」村は、珠の読み方が豚を意味する猪(じゅ)と同じであり、「窩」は「巣」という意味を持つため、電話で「今、珠窩にいる」と言うと、相手は「豚の巣にいる」と勘違いして大笑いになるという。
他にも、チベット自治区の「尼瑪(ニマー)」県も、「?媽」という中国人が使う罵りの言葉と同じ発音なので、この地名も中国では珍名として知られている。近年「尼瑪」がネット上でスラングの隠語として使われることもあり、日本と同様、中国の若者達の間でも言葉は絶えず変化しているようだ。
日本も中国も共に漢字を使う文化があるゆえに、時に誤解を生じさせる言葉もあるかもしれないが、背後の意味を知ると逆に理解を深める良い機会にもなるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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