記事はまず、近年の中国では家賃が高騰していて、北京や上海、そして広州などの中国を代表する都市ではそれが如実に表れていると紹介。その例として、北京の「五環」と呼ばれる高速道路の内側の地区では小さな部屋であっても月間数千元もの家賃を支払う必要があり、そこに「管理費」「水道光熱費」「インターネット」などの諸費用が必要であると伝えている。
では、日本ではどのような状況が見られるのだろうか。記事は、東京での相場として、ワンルームの部屋を借りる場合でも月間に8万円(約5000元)は必要で、しかも、仲介手数料や敷金、礼金、共益費などが必要で、引っ越し費用まで含めると初期費用は莫大なものになると伝え、そのコストは物価や所得水準を考えても中国よりも負担が大きいと強調した。
中国で部屋を借りようと思った場合、「中介」と呼ばれている不動産仲介業の店で部屋を探してもらうか、個人でインターネットを利用して物件を探し、大家に直接交渉する方法がある。その際に必要になってくる費用としては、3カ月または6カ月分の家賃、家賃1カ月分の敷金、そして仲介業者を利用した場合は家賃半額分の仲介手数料が必要となる。そのため、中国でも部屋を借りる場合は日本同様にまとまったお金が必要になる。
一方、中国の場合は家具が備え付けられている物件が多いため、引越しに掛かる手間は日本と比較した場合、楽であることが多い。また、不動産物件の回転が非常に速く、気に入った物件が見つかった場合はすぐに契約しなければ、別の借り手が契約してしまうことも良くあるゆえ、中国で部屋を借りようとする際には注意が必要だ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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