この中国人筆者は、インドに滞在した1カ月あまりの間、「インド人の日本好き」を強く感じたという。インドでは「少し観察しているだけで日印関係の良さが感じられた」と同時に、対中感情との違いもはっきりを感じられたとしている。
たとえば、インドでは「日本ブランドが愛されている」と紹介。自動車やバイク、家電などは日本メーカーの品であふれており、品質の高さがインド人の心をつかんでいるようだと伝えた。中国製品もインド人の生活に密着してはいるものの、「パクリ携帯や粗悪な日用品」などが目立ち、品質よりも安さが受けていると残念そうに伝えた。
また、日本製品だけでなく「日本人への好感度も高い」と記事は指摘。インド人はアジア人の旅行者を見ると、「ジャパン?」と尋ねてくるが、期待に満ちた目をしているので、答えに窮したと振り返っている。筆者によると、同様の感覚は以前にカンボジアでも感じたことがあり、「東南アジアではどこもそうだ」と、中国とは違ってアジア諸国では日本人が歓迎されていると紹介している。
それにしても、なぜインド人は日本人が好きで、中国人に対してはそうでもないのだろうか。記事は、日本製品の質の良さに加え、日本がこれまでインドに対して行ってきた「経済援助」もあると指摘。日本による地下鉄建設やスクールバスの寄贈などの援助に感謝しているのではないかと分析し、さらに中国はインドと国境問題で争っているが、日本とインドとの間には歴史的な軋轢がないことも指摘している。
しかし、経済援助についていえば日本は他のどの国よりも中国に対しODA援助をしてきたが、中国では感謝されることはなく、そもそも打ち切りが決まるまでほとんどの人が知らなかったほどだ。歴史問題があるとはいえ、多くの援助をしてきたにもかかわらず反日感情が強い中国よりも、インドの方が日本にとってはずっと付きやすい国といえるかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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