中国メディア・東方網は4日、日本政府による半導体材料3品目の対韓輸出規制に対して韓国のネット上では「現地で活動する日本籍の芸能人を排斥せよ」という声が出るとしたうえで、実際にボイコットをすれば自らがダメージを負うことになるとする記事を掲載した。

 記事は、日本政府が半導体材料の対韓国輸出規制を発表したことで、韓国の一部ネットユーザーが「韓国で活動している日本人芸能人を締め出せ」と主張していると紹介。
特に、TWICE、IZ*ONEといったガールズユニットの日本人メンバーに対して矛先が向いていると伝えた。

 そのうえで、実際のところ日本人メンバーを締め出すようなことをすれば、日本国内ではK-popをボイコットする動きが強まりかねず、逆に韓国に大きな打撃を与えることになると指摘。日本市場はアジア最大の音楽市場であり続けており、韓国のアイドルグループにとっても非常に大きな存在であるとしたうえで、「日本市場はK-popにとって一番手放せない存在。それをボイコットすれば、自らの損失になってしまうのだ」と評している。

 そして、韓国のアイドルグループにとって日本市場が非常に大切であることを示す例として、TWICEの韓国国内コンサートの動員数が2万人規模なのに対して、日本ツアーでは22万人ものファンを動員すると説明。その差は非常に大きいとした。


 記事は、「韓流を最も受け入れているのは日本。そこで韓国で活動する日本人の芸能人を締め出そうという動きを起こすというのは理知に欠ける行動だ。そして、政治的な話はこれらの芸能人とは関係のない話なのだ」としている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


【関連記事】
日本が間もなく水素電池車を量産・・・われわれの方向性は間違っていた?=中国メディア
日本人が蘭州ラーメンのカップ麺を開発 中国人が試食してみたら意外な反応が・・・
中国のほうが5G通信導入が半年早いが・・・日本人の反応は意外なものだった!=中国メディア
日本の電車に実際に乗ってみて感じたこと=中国メディア 
日本の風俗店を体験しようとした中国人観光客が断られる、その理由に「日本らしさ」を感じた=中国メディア