記事は、日本語を勉強していたり、日本のドラマや映画などを見ていると「すみません」という言葉を最も多く見聞きすると紹介。
まず、一般的な謝罪の意味を含む場合に言及した。他人の靴を踏んでしまったり、コップを倒してしまったりしたときには「すみません」と言って謝る必要があると説明し、この場合「ごめんなさい」という言葉を使うこともできるが、改まった場や先輩、身分が上の人に対しては「申し訳ありません」といったより丁寧な言葉を用いる必要があると伝えた。
次に挙げたのは、他人の助けを求める意味での「すみません」だ。日常生活で使われる「すみません」は実はこの意味のほうが謝罪よりも多いとしたうえで、手伝ってほしい時や店員を呼ぶ時などに「すみません」と声をかけるのだと紹介した。また、この言葉の背景には相手に対するリスペクトがあり、「邪魔をしてしまって申し訳ない」という気持ちがこもっているのだと解説している。
そして、最後に「最も理解しづらいもの」として感謝を示す「すみません」を挙げた。記事は、例えば電車で気分が悪くなった時に誰かがすすんで席を譲ってくれた際に「ありがとうございます」という代わりに「すみません」と言うケースが非常に多く存在し、むしろ「すみません」を使った方が自然に感じるのだと伝えた。
記事が示した3つの「すみません」の意味は、元をたどればいずれも発話者の謝罪の気持ちなのであるが、日本語を母国語としない外国人にしてみれば「全く別の意味で使う」という印象を覚えるのかもしれない。記事は「すみません」という言葉はぞんざいでもなければ必要以上の堅苦しさもなく、とても使い勝手のいい日本語の1つであると紹介したうえで、「今度日本でこの言葉を聞いた時には、どんな意味で用いられたのか推測してみよう」としている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
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