記事は、日本が韓国に対する半導体材料の輸出管理を強化したことについて、韓国は米国に仲裁を再三要請していると紹介。ジョン・ボルトン米大統領補佐官が23日から24日にかけて韓国を訪問するが、ボルトン補佐官にとって日韓の仲裁は今回の訪韓の最重要議題ではなく、あくまでもトランプ大統領の要求に従わせることであると伝え、トランプ大統領の要求の1つは「日韓が中東のホルムズ海峡周辺の護衛について負担すること」だと論じた。
続けて、トランプ大統領はホルムズ海峡を航行する船舶の安全確保に向けた有志連合の結成を考えており、それを以ってイランに対する「見えない包囲網」を構築する考えであると主張。中東から大量に原油を輸入している日本と韓国が貿易面で激しく対立しているのは米国にとってはまさに「漁夫の利」を得るまたとない機会だと指摘。「韓国は日本との対立を仲裁できる国は米国だけであることを知っているが、その対価は極めて大きいものになるだろう」と論じた。
さらに、韓国が大きな対価を支払う可能性がありながらも、米国に日本との仲裁を懇願せざるを得ないのは、文在寅大統領は「駆け引きの手段を失っているため」であるとし、トランプ大統領はすでに韓国が間に入らずとも北朝鮮を訪問できるようになったと指摘。米国が直接、北朝鮮問題に対処できるようになったことで、韓国にとってはこれまでの役割が失われる可能性があることを強調し、米国にとっての韓国の地位低下はすでに顕在化しており、8月に行われる米韓合同軍事演習の規模が大幅に縮小される計画であることを強調した。
記事は、「韓国は米国の命令どおり、イランから一滴の原油も輸入しなかった」とし、これまで米国の要求に忠実に動いてきたとしながらも、置かれた立場は非常に苦しい状態が続いていると指摘した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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