記事は、中国で広く知られた言葉である「要想富、先修路」という言葉を用いて、ベトナムの戦略は正しいと強調。この言葉は「豊かになるには、まず道路を作れ」という意味であり、ハノイとホーチミンを高速鉄道で結ぶプロジェクトはベトナム経済のさらなる発展に寄与するはずだと指摘した。
続けて、同プロジェクトは全長1600キロメートル、建設期間は30年が予定されているが、投資総額は当初の587億ドル(約6兆2565億円)から260億ドル(約2兆7712億円)まで縮小される可能性が浮上してきたと紹介。これはベトナムの計画投資省がドイツとオランダの専門家の協力のもとで立案した「既存の古い路線を改修して貨物専用路線とし、最高時速200キロメートル程度の旅客専用路線を新たに建設する」という計画によるものだと伝えた。
さらに、計画投資省の計画では「投資総額は大幅に減少する可能性がある」としながらも、もし同計画が承認されれば、ベトナム高速鉄道計画が着工に向けて第一歩を踏み出すことになるのは間違いないと指摘。ベトナムはまだどの国に発注するかを決めておらず、慣例で言えば今後入札が行われるのは間違いないと伝え、2014年に高速鉄道計画が浮上してから「ようやく入札が行われることになる」と指摘した。
一方、計画投資省がドイツの専門家の協力を仰いだことから、ドイツが受注競争で有利となる可能性は否めないと指摘する一方、日本も同計画の受注に積極的であると伝え、中国はドイツと日本という強敵を相手に受注競争を展開することになるだろうと論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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