いま日本で大ブームとなっているタピオカミルクティー。もちもちとした食感はもちろん、SNS映えする見た目、キャッサバでんぷんが原料になっている健康的なイメージなどが流行の理由として挙げられている。
日本のこのブームを、中国人はどう見ているのだろうか。中国メディアの今日頭条は19日、「日本人のタピオカミルクティー中毒は、われわれよりもずっと重症だ」と紹介する記事を掲載した。

 台湾発祥のこのドリンクは、中国でも若者を中心に人気が高い。日本と同様、タピオカミルクティーを片手に歩く若者は多く、街中には専門店も多く並んでいる。しかし、日本でのタピオカミルクティーの人気は、中国とは比べ物にならないほどで、日本人は「中毒」になっていると記事は紹介した。

 たとえば、日本では専門店に行列ができるのは当然のこととして、タピオカミルクティー味のチョコ、もなか、アイス、ホットサンド、かき氷、さらにはデザートの域を超えてピザや炊き込みご飯、麻婆豆腐にまで、ありとあらゆる食にタピオカ入りのものが登場していると伝えた。「島国のタピオカ愛がここまで恐ろしいことになっているとは」と、感心を超えて呆れたように伝えている。

 考えてみれば、日本は海外から取り入れた新しいものに対して、何事も徹底的に「極める」傾向にあり、時には全く別ものに変わることさえある。記事の筆者は、日本ではすでに食の域を超えてリップクリームのタピオカミルクティー味が出ていることや、タピオカをテーマにした「タピオカランド」まであるとも紹介している。中国人もタピオカミルクティーは大好きだが、「中毒性で言えば中国は全く日本の比ではない」と結論付けている。

 何かにつけて「恐ろしい」と中国人を言わせてきた日本だが、思いがけずタピオカミルクティーでも中国人を恐れさせてしまったようだ。とはいえ、かつてのナタデココやティラミスなど多くのスイーツもブームが過ぎてからは落ち着きを取り戻している。
現在のタピオカブームはいつまで続くのだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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