日本と中国では医療サービスを受ける患者や家族をめぐる環境は大きく違っていると言えるが、それゆえ中国人は日本で受けられる医療の質の高さに驚くという。中国メディアの今日頭条はこのほど、日本で受けられる医療サービスについて紹介する記事を掲載し、「中国との差はあまりにも大きい」と伝えた。
記事は、日本では頭痛や発熱などの症状であれば、まずは掛かり付けの身近な病院へ行き、必要であれば大病院を紹介される方法を採っていると紹介。中国でももちろん街の診療所はあるものの、診療所は診察程度にとどまることが多く、病気の治療となると大きな総合病院へ行くことが一般的であるため、大きな病院はいつも人で溢れている。
また、日本では医薬分業が徹底されているため、患者が医者の金儲けのために必要のない薬や高額な薬を購入させられる心配はないと伝えた。中国では医者や病院が自らの利益のために大量に薬を処方することが問題となったことがある。
続けて、日本で入院した際に体験することは、中国人には思いも寄らないことだと紹介。入院するにはベッドが必要だが、日本では個室などの特別な部屋の場合に差額ベッド代が必要になるだけだと驚きと共に伝えた。また、看護士の手厚い看護を受けられるため、家族が病院に寝泊りする必要はなく、患者や家族に対する負担を比較すると「中国は圧倒的に日本に負けている」と強調した。
中国では入院しても病院食はなく、家族が3食用意する必要があるほか、看護士は医師の補助的な仕事しかしてくれないため、家族が患者の面倒を見る必要がある。それゆえ、家族や親族が入院することは家族に掛ける負担も日本以上に大きくなる。日本で受けられる医療に中国人が驚くのも納得できることだ。
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