記事は、23日昼頃に高島屋が「不動産会社の支援および上海市、長寧区の関係当局の協力が得られ、経営を継続する自信を回復したため、8月25日以降も引き続き通常営業します」と書かれた通知を発表したことを伝えた。
そして、2カ月前の6月24日に高島屋が公式サイト上で「8月25日をもって営業を終了する」という通知を出していたと紹介。「閉店宣言」後も営業を続ける一方、7月末に最終営業日の予定だった8月25日までの全館閉店セールを開始し、ポイント会員に対して閉店までにポイントや商品券を使い切るようアナウンスするなど、完全に「閉店モード」にあったなかでの「大逆転」だったことを伝えている。
そのうえで、営業継続の情報を知った各テナントの反応を紹介。スーツケースの販売店関係者は「23日の昼に知ったばかり。6月に高島屋が中国から撤退するとの情報を得たが、自分の店はチェーン経営なのでそこまで大きな影響はないと思っていた」と語ったとした。
一方、ある小物家電店舗は「もう営業しないと聞いていたので商品を仕入れを止めてしまった。それがまた営業を続けるというので、ちょっと翻弄されてしまっている」と困惑を口にしたという。
「閉店宣言」時には「消費構造の変化、業界競争の激化、実体店舗の消費低迷などの影響」を受けて経営継続が極めて困難になったと閉店の理由を説明していた高島屋。それが閉店2日前という土壇場で「自信を取り戻し」て営業継続を発表するという劇的な展開に、中国国内では「事の真相」に対するさまざまな憶測が飛び交いそうだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
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