中国メディア・東方網は5日、欧米をはじめとする世界で人気のある日本発祥の「テリヤキ」について、本場日本の「照り焼き」とは実は似て非なるものであるとする記事を掲載した。

 記事はまず、日本を代表する魚の焼き物料理の1つである、ブリの照り焼きの作り方を紹介した。
魚の下ごしらえで粉をはたいてタレにとろみを出し、タレは砂糖と醤油というシンプルなものだ。みりんを使うとより照りが出るが、国外では決してポピュラーな調味料でないことを考えれば簡単に作れないかもしれない。

 そして、ブリの照り焼きの作り方をレクチャーした後で、世界的に有名な「テリヤキ」について解説。もっぱら肉の調理方法として世界に普及し始め、欧米やアジア各国で「テリヤキソース」を購入できるようになり、とても便利に味わえるようにまでなったとした。また、各国のレストランで「テリヤキ」と名の付いた料理を見ることができるほか、ハンバーガーのチェーン店でも「テリヤキバーガー」が定番メニューになっているとした。

 その一方で、これらの「テリヤキ」は本式の「照り焼き」とは作り方が大きく異なると指摘。また、醤油をベースにした甘辛い味ではあるものの、ワインやニンニク、ゴマといった本式の照り焼きでは決して使われない材料がソースに入っていると説明した。

 記事は、世界的な「テリヤキ」はあくまでも、各国の味覚に合わせてアレンジされたものなのだと結んでいる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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