日本人は世界的に見て規則を守る国民と評価されているが、中国人からすると、日本人が規則を厳格に守ろうとすることに衝撃を受けるという。中国メディアの今日頭条はこのほど、「日本人は規則を守ることを『生きるうえで最も重要なルール』と考えている」と紹介する記事を掲載した。


 記事は、日本を「規則大国」と表現。なぜなら、中国でも「日本人は職業や立場に関わらず、公共の場所では周囲に配慮を示し、騒がしくして迷惑を掛けることはない」ということが広く知られているためと指摘。また、中国人観光客も日本で順番待ちの際に割り込みしてくる人は皆無で、誰もごみをポイ捨てしないため道路が清潔に保たれていることを実際に目撃していると紹介し、「日本には多くの規則があるだけでなく、それらがきちんと守られていることが驚き」と指摘した。

 続けて、いくら規則に合理性があったとしても、規則を厳密に守ることに執着する日本人の姿勢は中国人に「堅苦しさを感じさせる」と訴えつつも、「なぜ日本人は規則守ることができるのか」と問いかけ、その理由について独自に分析した。

 続けて、その理由として「規則を遵守することが社会全体の秩序として浸透している」という環境を指摘。「幼い時から家庭で行われるしつけ」や「教育現場で団体行動が訓練され、周囲との協調性を身につける」などの要因により、日本人は自発的に規則を守ることができるようになるのだと論じた。


 中国は個人の学力や他より秀でた能力が重視される競争社会であるため、幼い時から周囲と比較されて成長する。また、親も子どもの自立性や協調性よりも学力向上に力を入れる傾向が日本よりも強く見られる。記事は、物事には両面性があるゆえ、規則を守る点でも極端な傾向に走る必要はないと訴えつつも、日本の教育方法や日本人の思考から学べる部分は大いにあると伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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