日本人にとって「列に並ぶ」というのは日常的な行為であり、特に珍しいことではない。しかし、日本を訪れた中国人旅行客から見ると、「日本人は飲食店でも家電量販店でも、いたるところで列を作っている」ので、列に並ぶのが好きな国民のように映るらしい。


 中国メディアの今日頭条はこのほど、日本人は列に並ぶことに「執着」しているように見えると伝え、長時間列に並ぶことを厭わないと強調する一方、列に並ぶことは「時間を浪費」なのではないかと疑問を投げかける記事を掲載した。

 記事は、最近の日本ではタピオカドリンクが流行していて、繁華街ではタピオカドリンクを販売する店に長蛇の列ができていることも珍しくないことを紹介。また、人気のあるゲームやスマートフォンが発売される際にも、日本では各地に行列ができることを伝えた。

 続けて、日本人は「消費者が購入するために列を作っているモノはきっと良いモノ」と考えているらしいと指摘する一方、中国人からすれば「何かを購入するために数時間も列に並ぶのは時間の浪費であり、理解しがたいこと」であると主張した。

 また、日本ではタピオカドリンクを購入するために長時間列に並びながらも、タピオカドリンクの飲み残しがゴミとして放置されるなどの問題が起きていることを紹介し、「日本人消費者はタピオカドリンクが美味しいから列を作っているわけではない」と指摘。

 タピオカドリンクの写真を撮影してSNSに掲載するという目的のほか、人気商品を買うために列に並ぶという「体験」そのものが目的となっていたり、友人と一緒に列に並ぶという時間を共有することも行列ができる理由となっていると伝え、日本では「列に並ぶ」という行為そのものが「目的」と化している風潮があると伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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