記事は、31日未明に首里城の建物内で出火し、正殿のほか北殿、南殿なども全焼したと紹介。首里城は15-19世紀に琉球王国の宮殿として用いられた場所であり、その建築は日本と中国の築城文化が融合した独特な様式であるとしたほか、元の建物は第二次世界大戦時に破壊されており、今回消失した建物は1992年に再建されたものだと説明した。
そして、同済大学の陸地・副教授が「もし再建後の建築のみが消失したのであれば、文化財としての損失はそこまで大きくない。だた、建築の中に貴重な文化財が納められていたかどうかは分からない」との認識を示したことを伝えている。
その一方で、中国社会科学院文学研究所の孫歌・研究員が首里城について明治初期の琉球処分、そして、1945年の沖縄戦による破壊といった「屈辱と曲折の歴史」を経てきたとしたうえで、「沖縄の人びとにとって重要な歴史的記憶のシンボルであり、複雑な感情を抱かせる場所。出火原因が何であろうと、今回の火事は普通の火事とは異なる災難だ」と語ったことを紹介した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
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