文章は、日本料理の中には日本で伝統的に食べられてきた料理の他に「外来種」が存在し、それは大きく中国風のもの、西洋風のものに分けられると紹介。
そして、カレーライス、クリームシチュー、コロッケなどはいずれも西洋から日本に入って来て改良された料理であり、スパゲティナポリタン、オムライス、とんかつなどは西洋料理にヒントを得て日本で新たに開発された料理であると伝え、「日本と欧米の大規模な交流の歴史はまだ浅いが、日本に入った西洋料理は速やかに日本の食文化と融合、衝突を起こし、新たな火花を生み出していったのだ」としている。
記事は、日本に西洋料理が入ったきっかけは明治政府の誕生に始まる近代化にあると解説。「文明開化」をスローガンとする西洋文化の吸収は、政治経済のみならず飲食を含んだ市民生活の枝葉末節においてまで行われたとし、明治中期には日本の食文化に融合した西洋料理店が出現するようになったと伝えた。
また、当初は外国人や上流階級のみが食したが、時代が下るにつれて社会の中間層も洋食を食べるようになり、トマトや玉ねぎなど西洋から入ってきた野菜が店頭に並ぶようになると、家庭においても日本の食文化と西洋料理の融合が進んでいったと紹介している。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
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