中華料理の材料となる「魚」といえば「淡水魚」が多いイメージだ。沿岸部ではもちろん海水魚が食されているが、日本ほど積極的に食されているわけではない。
中国メディアの今日頭条は10日、日本人は魚を好んで食べていると紹介し、その理由を分析すると共に、その利点について紹介した。

 記事はまず、日本文化は中国から大きな影響を受けてきたと紹介。食文化もその1つだが、時間の経過と共に日本独自の文化へと変化させていったと伝えた。そして、多くの中国人にも周知の事実となっているが、日本人は魚を好んで食べる習慣があると論じ、その理由と利点について紹介した。

 日本は中国と比較すると狭い島国で、しかも天然資源が豊富にあるわけではないゆえ、漁業で生計を立てる人が多かったと主張。四方を海に囲まれているため、多くの人が漁業を行いやすい地理的な環境こそ、日本人が中国人に比べて魚を多く食べる要因ではないかと考察した。


 加えて、魚を多く食べることの利点について、記事は「日本人の平均寿命が長いのは魚を多く食べるからだ」と指摘し、魚には生活習慣病の発生を抑える働きもある栄養が豊富に含まれていると強調し、魚を食べることは健康にも有益なのだと指摘した。

 経済発展と共に中国人の食生活は多様化している。特に食の欧米化が進んでいると言われていて、生活習慣病も増加しているとされる。近年、中国では健康意識の高まりと同時に魚を食べる習慣が広まりつつあり、同時に中国ではサンマなどの漁獲量が増えていて、日本が不漁に直面するケースが増えていると言われている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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