例えば、「カギをかけないことに慣れてしまうこと」。それだけ治安が良いと言いたいようだが、さすがに鍵を掛けないのは今どき日本でも不用心だろう。また、「警察官は親切なものだと思ってしまうこと」。中国の警察官は一般人に対して威圧的な態度をとる人が多いのでギャップが大きいようだ。それから「偽札がないこと」。中国でも最近ではキャッシュレスが普及したため偽札に関する話題は減ったが、それでもいまだに出回っている。
さらに「自転車のカゴに荷物を入れたままにしても盗まれないこと」、「のどが渇いたら水道から水が直接飲めること」、「知らない人にも微笑んでお辞儀する習慣」などを挙げたが、いずれも中国では見られないことばかりだ。
ほかにも、「買い物するときに偽物かどうか確認しないこと」、「信号が青になったら安心して渡れること」、「傘を家の外に置いておいても盗まれないこと」、「店の価格は適正なので、値切る労力が要らないこと」なども挙げた。
いずれも良い習慣ばかりだが、なぜそのために「日本に長くいてはいけない」のだろうか。筆者は、こうした良い習慣に慣れてしまうと、中国に帰ってから自分が困ることになると注意を促している。
中国は経済面では豊かになり、欲しいものは何でも手に入るようになった。しかし、「民度」となると日本との格差は依然として大きいようだ。あるユーザーは、日本に3カ月近く滞在して帰国したら、自分が「ワンランクレベルアップしたのを感じた」と振り返っている。また、これらの習慣は「すべて我々の夢」、中国では「50年経ってもここまで追いつくかどうかわからない」という人もいた。理想的なのは、日本の習慣に中国が近づくことと言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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