中国メディア・東方網は6日、日本で働く人が生活の中で直面する4つの「面倒なこと」を紹介する記事を掲載した。

 記事は、日本社会には厳格な風紀と秩序が存在し、さまざまなルールや「暗黙の掟」があると紹介。
これらを守らなければ生活していくことが難しい一方、守ろうとすると非常に面倒に感じることがあるとしたうえで、「4つの面倒」を挙げている。

 1つめは、ごみ捨てのルールを守ること。日本のごみ捨ては煩瑣な作業であり、ごみの種類ごとにそれぞれ異なる曜日に捨てなければならないと紹介。これは時間に追われているワーカーにとってはなかなか頭の痛い事柄であるとした。

 2つめは、電車を使った通勤だ。乗車する際には行儀よく整列する必要があること、車内のドアの近くに立った場合は駅に着くたびにいったん電車を出て他の乗客が降りやすいよう配慮する必要があること、そして「降りる人が先」というルールが徹底されていることが「面倒」であると紹介した。

 3つめは、エスカレーターの乗り方だ。地域により左右の違いはあるものの、駅をはじめとする大部分のエスカレーターでは利用者が片側に立ち、もう片側を急ぐ人用に空ける光景が当たり前のようになっているとし、「そうすることで、他人に迷惑をかけないようにするのだ」と説明した。

 そして4つめは、あいさつをはじめとする各種礼儀、マナーを挙げた。記事は、同じ集合住宅の住人に対しては面識の有無にかかわらずあいさつをする、新たに引っ越してきた住人が他の住人の所に菓子などを持ってあいさつ回りをする、といった例を出し、人付き合いが苦手な人でも徐々に適応していかなければならないと伝えている。

 3つめを除く項目は、それぞれ日本の社会を円滑に運営していくうえで必要なものであるため、面倒だと感じても適応していかなければならないだろう。3つめのエスカレーターについては、昨今「片側立ち」をやめるよう呼びかける動きが広がっている。
しかし、多くの場所では依然として片側が空けられており、塞ぐようにして乗ると後ろから来た人に舌打ちをされるケースが少なくない。「片側立ち」現象をなくすには、もっと強い呼びかけが必要なようだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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