記事は、JR東海が5日に最新のN700S系新幹線車両を、東京五輪の開催に合わせて今年7月1日より東海道新幹線の営業運転に投入することを発表したと紹介。
そして、新型車両について「デュアルスプリームウィング形」と呼ばれる先頭形状を採用することで騒音や空気抵抗を最低限にまで軽減したほか、前照灯にLEDを初めて用いるなど、省エネ性能が高められていることを伝えている。
さらに、最大の特色は緊急バッテリーシステムであり、地震による長時間の停電で車両がトンネルに立ち往生する状況になったさい、列車に搭載されたリチウム電池によって車両内の照明を点灯させるとともに、乗客が安全に避難できる場所まで車両を走行させることができると説明した。
このほか、緊急ブレーキの制動距離も従来の型式に比べて短くなっていること、車内に多くの監視カメラが設置され、保安面が強化されていることを紹介した。
現在の日本の新幹線をはじめとする鉄道車両開発では、快適性を追求する一方で、走行上の安全や緊急時の乗客の安全を守ることにも重点が置かれている。この姿勢は、現状ではスピードと快適性といった要素が目立つ中国の高速鉄道車両の開発においても参考になるのではないだろうか。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
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