中国メディア・環球網は6日、中国で新型コロナウイルスの感染が拡大している影響を受け、日本国内でもマスクの品不足が深刻化しており、政府が増産と買い占め防止を求めたと報じた。

 記事は、新型ウイルスの感染拡大に伴って日本国内でのマスク需要が急速に高まる一方で、中国からの一般用マスク輸入がほぼ停滞状態となっていることから、日本のマスク関連企業の在庫が底をついていると紹介。
医療用マスク、高機能マスクについても同様の状態に陥っていると伝えた。

 そして、厚生労働省が6日に開いたウイルス感染対策の会議において、日本国内でマスクを製造しているメーカーに対して増産を呼びかけるとともに、日本国内のドラッグストアに対してマスクの買い占めや、備蓄目的による過剰な在庫を行わないよう求めたとしたほか、市民に対しても可能な限りマスクを咳やくしゃみの症状がある人に回すよう協力を求めたと紹介している。

 日本でマスクの在庫がひっ迫した要因には、大量のマスクを中国に送る、あるいは持ち込むケースが相次いだこともある。ここにきて、中国の国内でも「どうやら日本でもマスクがかなり不足している」との情報が広がり始めたようだ。

 記事はまた、中国のネット上で新型ウイルスに関するさまざまなデマが後を絶たないなか、日本国内でもSNSや電子メールで「マスクを無料配布する」というリンク付きのメッセージが拡散しており、問題になっていると紹介。警察がウイルス感染に関するネット詐欺事件に注意するよう市民に呼び掛けていると伝えた。

 記事によれば、中国ではこれまでに今回のウイルス感染拡大を利用した詐欺案件がすでに1100件以上発生し、容疑者294人が身柄を拘束されたとのことである。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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