海外旅行の楽しみといえば、観光地や地元のグルメのほかに宿泊するホテルがあるだろう。もちろん、ホテルのグレードや種類によって受けられるサービスや快適さは異なるが、国によっても大きな違いがあると言える。
中国メディアの新浪網はこのほど、「日本と中国のホテルの違い」と題する記事を掲載した。
 
 記事によると、日本と中国のホテルには4つの違いがあるという。その1つが「衛生面」の違いだ。日本のホテルは清潔さに対する要求が非常に高く、清潔さを保つうえでの検査項目は多岐にわたると紹介し、1つでも合格ラインを越えなければ、掃除をやり直しになるとその厳しさを伝えている。一方の中国では、5つ星ホテルでも便座を拭いたタオルでコップを拭いていると暴露され騒ぎになったことがある。

 2つ目は「サービス態度」だ。
記事は、日本のホテルでは正面玄関から入るときも出るときも、必ず深々とお辞儀されると紹介。「日本人のサービス態度はとても良いと言わざるを得ない」と称賛した。

 3つ目は、旅行者の出した「ごみ」の扱いだ。中国なら忘れ物をしてもごみとして捨てられているとあきらめるところだが、日本のホテルでは客が取りに戻ってくる可能性のあるものは名前を書いて一定期間は残しておくと紹介し、感心している。

 そして最後には、日本の「ホテルマンは声にまで厳しい」と紹介。客が心地よいと感じられるような接客ができるよう、毎日発声練習をして感情の起伏が出ないようにしていると紹介している。


 確かに、日本では高級なホテルや旅館は言うまでもなく、リーズナブルなホテルでも接客態度が非常に良く、清潔なところが多いと言えるだろう。これは日本の「おもてなし」の精神とも関係しているに違いない。ぜひこの高い評価を維持していきたいものである。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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