中国メディア・東方網は21日、中国サッカー・スーパーリーグの広州恒大が巨額の費用を投じて建設している世界最先端のスタジアムに、日本のネットユーザーから羨望の声が出ていると報じた。

 記事は、広州恒大が着工したサッカースタジアムが注目を集める一方で、蓮の花を象ったデザインについて多くの中国のサッカーファンや建築学者から疑問や批判の声が出ていると紹介。
議論は絶えないものの、このスタジアムがすでに世界的な影響力を持ち始めていると伝えた。

 そして、英米や日本のメディアが相次いでこのスタジアムを話題として取り上げ、収容可能人数や取り入れられるテクノロジー、1820億円という巨額の建設費用、そして蓮の花そのものの外観といった要素から、多くの反響を呼び起こしているとした。

 そのうえで、日本のネットユーザーからは「正直、中国人が羨ましい」、「東京もこんなド派手なサッカースタジアムを作ってほしい」、「このデザインはものすごく前衛的だ」といった感嘆や賞賛のコメントが続々と寄せられたと紹介している。

 記事は、中国サッカーが長年にわたり世界の一流の仲間に入れないでいるなか、広州恒大が中国スーパーリーグに加わってからは中国サッカー界に少なからぬ変化を起こしているとし、アジアチャンピオンズリーグ(ACL)の栄冠を勝ち取ったほか、資金力を生かして海外の大物選手を次々獲得したこと、サポーターの育成に力を入れたことなどを挙げた。そして、世界トップクラスのサッカー専用スタジアムを作るという「偉業」を成し遂げようとしていると伝えた。

 花びらを象った赤い屋根は、夜になると紫にライトアップされる。まさに地上に咲いた巨大な蓮の花を思わせる新スタジアムは、2022年に完成する予定だという。記事は、広州恒大がこのほかに2つの大規模なスタジアムの建設も計画していると紹介したうえで「中国サッカーの実力はまだ世界のトップレベルに達していないが、これらのスタジアムがサポーターたちの情熱をさらに湧き立たせ、国内の雰囲気を高め、中国サッカーの根本的な進歩を促すと信じたい」と結んでいる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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