訪日中国人は、街がきれいで静かなど、日本との違いに気が付き驚くこともあるようだが、「リサイクルショップがどこにでもある」ことにも驚くそうだ。中国メディアの今日頭条はこのほど、日本人は中古品が好きだと紹介する記事を掲載した。


 なぜ日本にリサイクルショップが多いと驚くのだろうか。記事は、豊かな先進国である日本で、中古品の需要が大きいことに衝撃を受けるのだと説明した。中国では、中古品は誰が使ったのか分からないので気分が悪く、新品を買えない人が仕方なく買うものというイメージだという。中国にも家電や家具などの不用品を買い取り販売する店もあるが、ほこりだらけで乱雑で品質の保証もなく、新品が買えるならば利用したくないというのが本音だろう。

 しかし、日本のリサイクルショップは中国とは全く異なっている。記事は、日本には全国にリサイクルショップがあり、しかも、大型店ばかりだと人気のほどを紹介。お金持ちが集まるイメージの銀座にさえ中古品店があると驚いている。広くて清潔な店内には、種類別に整然と商品が並べられていて、商品はきちんと消毒されたうえで包装してあるので「新品同様」で、電化製品も修理してあって品質の心配もないと紹介した。

 中国人のなかには、日本のリサイクルショップの魅力に気づき、旅行中にお宝を探す人の姿も見られるようだ。記事に対して、「自分も日本のリサイクルショップに立ち寄った」というユーザーからのコメントも寄せられていた。「CDを買いに行った」という人や、「パソコンを買ったら、欠陥を正直に教えてくれた」とその信用性に感銘を受けたという人もいた。

 「中国のB級よりも日本の中古品」という人もいて、新品でも品質が今一つの中国製品を買うよりも良いと感じている人もいるようだ。
きれいな店内で良質の中古品を販売する、こうしたリサイクルショップは中国にはないものであり、中国人にとって日本の魅力の1つになっていると言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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