記事は、かねてより観光都市、レジャー都市として広く知られてきた福建省アモイ市について、近年では飛行機、地下鉄、高速鉄道、さらには海底トンネルといった各種交通網が整備されたことで、その魅力が一層高まっていると紹介した。
そして、多くの中国人が飛行機でアモイにやってくる際に「高崎国際空港」という名前について「日本の空港のような名前だ」と感じるとし、しばしば「その昔、高崎という日本人がお金を出してこの空港を作った」、「高崎というのは日本にある市の名前であり、日本人がかつてこの地名にちなんで命名し、それが今まで用いられているのだ」といった説がまことしやかに流れると伝えている。
その上で、実際に空港の関係者に話を聞くと、確かにかつて日本軍がアモイを占領した際、統治を華南地域の要所と位置付けて建設した空港が現在の高崎国際空港であるものの、アモイにはもともと高崎村という地名があり、この名称の命名に当たっては日本や日本人は何の関係もないとの説明が得られたと紹介した。
記事は、高崎国際空港という名称自体は日本と直接関係がなかったものの、その建設には日本が関わっているほか、同市内には「佐世保路」という日本との深いつながりを感じさせる地名も見られると紹介。「確かに、アモイには中国国内の他の都市とは異なる、非常におもしろい現象が存在するのだ」としている。
アモイ市と長崎県佐世保市は1983年に友好都市関係を結んでおり、約40年にわたり相互交流を続けてきた。記事が取り上げた「佐世保路」は、2007年に両市の友好関係を記念して命名されたものであり、これに対して佐世保市も佐世保駅付近に「厦門園」(厦門はアモイのこと)と名づけられた公園を整備した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
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