記事はまず、ノーベル賞受賞者を次々に輩出している日本の教育を称賛。特に小学校の教育方針は、中国とはかなり違っているとしてそのいくつかを紹介している。それぞれ中国の現状や、「中国だったら」どうなるかを想像しつつ比較している。
1つ目は、子どものころから「良い習慣」を身につけさせること。自分のものは自分で片づけ、自分のものは自分で持つという当たり前のことを学ばせていると記事は紹介。
2つ目は、小さい時から「集団意識を持たせる」ことだと紹介。体育の授業を紹介したある動画で、跳び箱ができない子どもに対し、教師はやめさせることはせず、かわりにみんなの応援を受けながら続けさせていたそうだ。何度もチャレンジしてできたときは、みんなで一緒に喜んでいたと紹介し、中国だったら皆にバカにされる、と集団意識の違いを指摘している。
3つ目は「健康面の教育」で、日本の学校では理想的な大便について教え、排泄物から自分の健康状態が分かると教えていると伝えている。日本には保健体育の授業があり、日本の子どもたちは保険・衛生についての幅広い知識を得ることができる。
記事は最後に、「コミュニケーション能力」も学ばせていると紹介。しかも、これは日本の小学校の教師が最も力を入れていることだと伝えている。中国では成績が第一なので、教師の査定に関係しない人格形成にはあまり関心がないのだろう。記事の筆者は、「中国にはいまのところこういう教育はない」と残念がった。
こうしてみると、日本と中国の教育には根本的なところに違いがありそうだ。
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