記事は、日本やインドが中国と「仲良し」にならない理由として、両国ともアジア、ひいては世界を代表する大国になることを目指しており、そのためには中国という大きな「山」を越える必要があるからだとした上で、中国にとって日本とインドのどちらがより脅威になるかについて論じている。
まず、日本については昨年時点で経済規模が世界3位、軍事支出が世界5位だったと紹介。インドについてはGDPが世界7位、軍事支出は世界4位となっており、現在保有する兵力は約132万人で世界第2位を誇るとし、両国とも政治、軍事、経済の各方面において強い力を持ち、総合的な国力でも世界の上位に入ると評した。
また、地理的な位置関係では、インドは中国の中心地域から遠く離れている一方で中国はひとたび出兵すればインドの主要地域に速やかに到達できるため、戦略的にインドより優位に立つことができると説明。一方日本については、互いに国の中心部が比較的相手から近いため、ひとたび戦争となると互いに相手の中心部に切り込んでいく激しい戦いになるとした。
さらに、先進国である日本の各分野における発展ぶりはインドをはるかにしのいでいるほか、日本は中国の文化についても深く理解していると指摘。日本が持つ中国に対する心理的な優越感も相まって、中国から見た日本の脅威はインドを大きく上回るとし「インドは中国の敵となるほどの能力を備えていないが、日本は中国を敵としてやり合う条件や能力を持っているのだ」と評している。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
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