記事は、中国のサッカー界がこれまでに世界から認められたことはなく、しばしば批判を浴びてきたとしたうえで、中国スーパーリーグの監督経験者であるザッケローニ氏がこのほど中国滞在中の感想を語るとともに、中国サッカーに対する批判を展開したことを伝えた。
そして、ザッケローニ氏が「中国はサッカーに向かない。クラブがお金を持ちすぎているからだ。こういう環境では選手が成長するのは難しい」と語るとともに、「中国の若い選手の多くは世界を代表する高級車に乗っていて、心の中はサッカー以外のことでいっぱいだ」とし、サッカーの基本能力では大部分の選手が「日本の高校生に及ばない」と指摘したことを紹介。「しかし彼らには十分な収入があるので、何も恐れないのである」と語ったとしている。
記事はそのうえで、「中国選手は高級車に乗る一方で実力は日本の高校生以下」というザッケローニ氏の評価について「非常に悲しいことだ」と、現在広州恒大の監督を務めるカンナバーロ氏も以前に「中国の若手は高級車に乗ってやってくる。自分が若かった頃の生活とは全然違う」と語っていたことを紹介した。
実力が伴う前に実力以上の給料をもらってしまい、そこに甘んじて向上心が失われてしまう、というのが現在の中国サッカー界における大きな問題と言えそうだ。「仕事の成果に見合う給料設定」が、「技術者」としてのモチベーションを保つうえで大切なようである。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
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