中国メディアの百家号は26日、先進国である日本にはあるが、中国はまだ掌握できていない基幹技術を紹介し、「先進国である日本と中国の差はまだまだ大きい」と論じる記事を掲載した。
記事が「中国がまだ掌握できていない基幹技術」として挙げたのは「半導体材料」だ。記事は、半導体製造に必要な材料は19種類あるが、そのうちの14種類は日本が半分以上のシェアを占めていると指摘した。ハイエンドの半導体材料は参入しにくい分野で、日本は半導体製造ではシェアを落としてきたものの、半導体の「材料」では圧倒的なシェアを保持している。記事は、一部の半導体材料は日本企業がほぼ独占しているものもあると指摘。「世界で絶対的に有利な状況にある」と高く評価している。
別の分野は「産業用ロボット」だ。記事は、世界の4大企業のうち2社は日本企業だと紹介。それに続くのもやはり日本企業であり日本は圧倒的な力を持っていると伝えている。産業用ロボットは、今後50年にわたり世界的に発展が期待できる分野で、将来性があるという。
他にも、自動車や軍事面で応用の期待される炭素繊維、排水や海水を活用する水処理技術、光化学分野、精密機器、航空宇宙複合材料など、中国が先進国である日本に遅れている分野は枚挙にいとまがないと紹介している。
完成品の分野ではあまり目立たない日本企業だが、部品や素材などの分野では確かに日本は数多くの先進技術を掌握しており、技術面での日本の優位性はまだ続くに違いない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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