中国では朝食を家で食べるのではなく、小売店で買ったり、露店で食べたりして仕事や学校へ行く習慣がある。そのため、中国の街では早朝から飲食店や露天商が営業していて、蒸しパンや豆乳、揚げパンなどを朝食としてしっかり食べる人が多い。


 日本では中国のように朝食を提供する店は多くはないため、日本を訪れた中国人は「なぜ朝食を提供する店がなく、露天商も見かけないのか」と不思議に思うという。中国メディアの百家号は29日、日本と中国の食文化は似ているはずなのに、「日本の街で朝食を提供する店を見かけないのはなぜか」と問いかける記事を掲載した。

 記事はまず、箸を使って食事を取ることや、今や日本の国民食とも言える「ラーメン」のルーツが中国にあることなどを根拠に、日本と中国の食文化は似ていると主張する一方、それなのに「日本の街では朝食を提供する露天商を見かけないのはなぜだろうか」と疑問を提起し、「日本人は朝食を取らないのだろうか」と論じた。

 続けて、日本で朝食を提供する露天商や店を見かけないのは「日本人は家で朝食を取る習慣があるため」と紹介。さらに、家で朝食を食べられなかったとしても、「コンビニ」に行けばさまざまな朝食を購入できると伝え、日本人は「朝食を取らないのではなく、露天で食べる習慣がないだけだ」と論じた。実際、日本では朝食を販売している露店は見かけない。
だが、ファーストフード店やファミレス、喫茶店などでは朝食を提供しているため、旅行で日本を訪れただけでは発見できないのかもしれない。

 ここまで中国人が日本人の朝食に関心を持つのは、中国では「朝食」をしっかり食べることが大切だと考えられているためだ。一方、日本では10%以上の人が「朝食を食べていない」と言われているが、朝食は1日の活力をつけるためにも大切だと言われている。朝食の習慣については中国人を見習うべきと言えそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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