中国では、21世紀に入ってから大勢の受賞者を輩出してきた日本を、驚きつつも注目してきた。記事も、日本はノーベル賞の受賞者数という点でアジア一であり、欧州と比べてもすごいと手放しで絶賛している。では、なぜ経済も発達している韓国では自然科学分野で受賞者がいないのだろうか。
記事は、「韓国は基礎研究が不足しているからだ」と指摘している。
では今後、韓国は「日本と同じ道をたどれる」のだろうか。記事は、韓国の科学技術への投資は世界有数の水準だ、と意欲を評価しながらも、ノーベル賞受賞には悲観的な見方を示した。韓国は今でも基礎研究ではなく応用に力を入れていて独自の技術がないためだと主張、むしろ10年以上前に基礎研究重視に舵を切った中国にこそ望みがあるとした。
科学技術の基礎研究には時間がかかり、評価されるとしても何十年も後になってからのことだ。今年の受賞者発表に注目が集まっているが、日本が将来もノーベル賞受賞者を輩出し続けるためには研究者への手厚い支援を継続して行う必要があるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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