記事は、数年前までは家電製品の購入にあたり、多くの消費者が日本製品を第一候補に挙げたと紹介。
まず、中国の消費者が様々な機能を求めているのに対し、日本の製品がカバーしきれなくなった点に言及。2010年ごろであれば、電気炊飯器はおいしいご飯が炊けることこそが最大のセールスポイントだったのに対し、現在ではおいしく炊けるだけでなくインターネットに対応していることを多くの中国の消費者が求めていると伝えた。
そして、日本では現状で中国ほどIoTが浸透しておらず、仮にIoT対応の製品をたくさん作ったとしても自国消費者の支持が得られないため、日本のメーカーは積極的にIoT対応製品を作らないのだと説明。「現在の日本の製品は、10年前の製品と代り映えがなく、製品のイノベーションが著しく不足している。中国のユーザーによる複雑なニーズをそもそも満たせなくなっているのだ」と評した。
日本の家電製品の質が落ちたわけではないものの、中国でネット社会が急速に発展したことで、今や「日本のユーザーが好むものが、必ずしも中国人に好かれない」という状況が生じているのだ、と記事は説明している。
また、別の大きな理由として、日本の家電製品の価格がどんどん高くなっていること、そして中国製品の品質が以前に比べて大きく向上していることを指摘。家電製品を選ぶ際に、わざわざ日本製品を選ぶ必要がなくなったのだと伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
【関連記事】
上海を訪れた日本人が、「今まで騙されていた」と思ったこと=中国メディア
日本のパスポートに書かれた「5文字」、いかに中国文化を大事にしてきたかが分かる!
英国人に、日本と中国はどっちがすごいか聞いてみた=中国メディア
世界各国が学びたがる日本のエンジン技術、どうしてそんなにすごいのか=中国メディア
19年前、世界が嘲笑した日本の計画が現実化しようとしている=中国メディア