中国のポータルサイト・百度に21日、日本の幼児教育の特徴を紹介するとともに、中国の幼児教育で改善すべき点を挙げた記事が掲載された。

 記事はまず、日本の幼児教育の特徴について「自分のことはできるだけ自分でやる」、「決められたルールをできる限り守る」といったことを教える点にあると紹介。
「自分のことは自分でやる」という点については、着替えや食事、部屋の片づけ、自分の荷物を持つなど様々な事柄で親が過保護になることなく子どもにやらせ、子供の独立性と自制力を高めていくのだと伝えた。

 また、ルールを守るという点については、特に家庭での教育が重要であると説明。日本の親は家でのコミュニケーションの中で、あいさつをしっかりすること、決まりをちゃんと守ることを教えていき、子どもの良好な習慣を形成することを大切にしていると伝えた。そして、小さいころからの積み重ねによって、むやみに唾を吐いたりごみを捨てたり、列に割り込んだりといった行為をしない、社会のルールを守れる大人に成長することができるのだとしている。

 その上で、中国の幼児教育において改善すべき点を2つ指摘。1つめは子どもの運動の問題とし、勉学だけではなく縄跳びやマラソン、球技などに日ごろから親しませることで体力や精神力を培うとともに、よい運動の習慣を身に着けさせ、心身ともに丈夫な子どもを育てていくべきだと論じた。

 2つめでは、親による溺愛、過保護の問題に言及。中国の子どもたちは両親による寵愛の下で育ち、多くの親はわが子にあらゆるものを与えたがる一方で、甘やかすことで偏食やわがままを許してしまっていると指摘し、愛情を持ちつつも時として厳しさを見せながら育てる必要があるとした。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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