記事は、アップルやサムスン、さらには、中国メーカーのスマホの大部分に、日本企業が生産した部品が使用されていると紹介。
その上で、日本メーカーのスマホが中国をはじめとする海外で売れない理由として3つの点を挙げている。まずは、メーカーが長きにわたり日本国内3大キャリアによる縛りを受けてきたため、日本のスマホのシステムが閉鎖的なものになってしまい、ハードやシステムが海外でそのまま使えない状況を招いたとした。
次に、イノベーション能力が欠けていたとし、「日本のスマホには目新しいポイントがあまりなく、その外観は5年前にとどまっている」と評価。カメラやディスプレイの高性能化など新たな技術を意欲的に取り組み、それを歓迎する中国市場で、「目新しさ」に欠ける日本のスマホが生きていくことは難しいと伝えている。
そして最後に、宣伝力が弱かった点を挙げた。スマホメーカーが新たな市場を開拓する場合には大々的な宣伝が必要不可欠であるものの、かつて中国市場に進出した日本メーカーが積極的に広告を打つ様子は見られなかったとした。
記事は「総じて、メーカーの発展モデル、製品いずれの面においても、日本のメーカーは今の中国市場にマッチしていない。ましてや、中国市場の競争は非常に加熱しており、日本のメーカーがそこに割って入ることは難しいのである」と結論付けた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
【関連記事】
中国の果物農家が、中国古来の柿ではなく日本から入った品種を栽培したがる理由=中国メディア
上海を訪れた日本人が、「今まで騙されていた」と思ったこと=中国メディア
日本のパスポートに書かれた「5文字」、いかに中国文化を大事にしてきたかが分かる!
一世を風靡した日本の家電製品が、中国で売れなくなってきた理由=中国メディア
抗日ドラマで覚えたからといって、日本人にやたら「バカヤロ」と言ってはいけない=中国メディア