日本に長期滞在した経験があるという記事の中国人筆者は、日本にいたころは比較的安いバナナとリンゴくらいしか果物は買えなかったという。それで「日本の農産物は基本的にどれも高い」としている。
その理由について記事は、「政府の農業保護政策と保護制度」が大きく関係していると分析。全国にある「農協」が農家の権利と利益を守っており、投票権を持つ農家を取り込もうと長期に渡って政権を担当している自民党が、農家優遇政策を取り続けてきたと指摘した。
例えば、農家の収入を確保するため、農協が価格を調整しているほか、輸入農産物に対して高い関税をかけることで国内の農産物を保護していると紹介。しかも、日本は検疫基準が厳しいため、食品安全を理由として非関税障壁を設ける良い口実になっているとしている。
確かに日本の農産物は比較的高いが、あまりに安すぎると農家には打撃となり、安定供給が難しくなって食料自給率にも影響が出ることだろう。過度の保護政策は不公平感があるとはいえ、日本の野菜が高いことも決して悪いことばかりではないだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
【関連記事】
シンプルがこんなに美しいとは! 日本人の家を見て「衝撃」=中国
新幹線は「営業速度が遅いから技術が低い」だと? それは重大な誤解だ!=中国
日本のコンビニを利用した中国人が「尋常じゃない」と思う理由
豪州は「政冷経熱」を求めるな! これは「日本だから可能」だったのだ=中国
これが日本人なのか! 客の立場なのに「ホテルの退室時に部屋を片付ける」らしい=中国