
この女性は、「感覚として」ではあるものの、「ドイツ人は中国よりも日本に対し、より良好なイメージを抱いている」と感じているそうだ。そして、ドイツ人の対日イメージが良好である理由の1つに日本人は「外見に注意を払うこと」が関係していると分析した。日本のビジネスパーソンはみなきちんとしたスーツを着ているが、中国人は一部の役職を除けばほとんどの人がラフな格好で出勤するため、日本人は仕事に真面目というイメージが確立されたと主張した。
2つ目の理由は、「高い技術力」だと指摘。日本製品はその高い品質から世界中で高く評価されているが、中国製品は「安かろう悪かろう」のイメージがすっかり定着しているという。3つ目は、「文化輸出」で成功していること。日本は「パッケージング」がうまく、日本のアニメや映画などは欧州でも人気であり、寿司や桜、着物、茶道、剣道、武士道などは欧州の人にとって神秘的で魅力的に感じられるようだと説明した。
これに加え、日本に関する西洋諸国のメディアの報道は、捕鯨問題を除けばおおむね「ポジティブ」なことばかりを報道するという「偏向報道」も関係していると主張。中国に関する報道は真逆で「ネガティブ」な面ばかり強調するため、ドイツのみならず欧州での中国のイメージはまったく向上しないと説明した。