一方、韓国の自動車市場を見ると、2019年の新車販売台数は韓国国産車が約153万台だったのに対し、輸入車は24万台あまりで、多くの韓国人が韓国車を購入していたことが分かる。これは愛国心からなのだろうか。中国の動画サイト・西瓜視頻はこのほど、韓国人に「愛国心から韓国車に乗っているのか」をインタビューする動画を配信した。
動画では、韓国人に「なぜ韓国では韓国車の割合が多いのか」を尋ねている。これに対する韓国人の回答は、「愛国心とは関係なく、コストパフォーマンスのため」だった。韓国では輸入車が非常に高く、故障すると海外から部品を取り寄せなければならないので修理も高くなると説明した。韓国では国内の自動車産業を守るため、輸入車には多額の関税がかけられている。
これに対して、自動車を購入するのにコスパを優先して考える、という部分に反応するコメントが多く寄せられた。「中国製品も、愛国心からでなくコスパで選ばれる時が来て欲しい」と願う人や、「中国の自主ブランドは売りっぱなしだ」と嘆く人もいた。「中国メーカーは売ってしまうと、後は知らんぷりだ。中国製品は中国人を愛していない」との文句もあった。
中国ではスマートフォンなどは品質も向上したため愛国心から中国ブランドを購入する人も多いようだ。
【関連記事】
ドイツで中国人より日本人が歓迎される理由、ドイツ在住の中国人が語る
なぜ台湾人は店や建物に「日本にちなんだ名前を付けたがる」のか
日本が古代中国から「決して学ぼうとしなかった」こと=中国
多くの中国人が日本に来たまま「国に帰りたがらない理由」=中国
日本人は恐ろしい「中国人にはない、ある力を持っているから」=中国