記事は、日本のマンガ・アニメ産業における名作の数は中国よりもはるかに多いとし、その差は直視すべきものだと指摘。
一方で、中国のアニメ業界はここ2、3年でようやく急成長の軌道に乗り始めたばかりだとし、日本との差は主に作品の内容ではなく、業界の産業チェーンの整備状況に現れていると分析。「作品は産業の構造や環境によって生み出された結果に過ぎないのだ」と論じている。
そして、作品の生産能力、作品のクオリティ、普及度いずれをとっても日本より遅れている上、日本を超えようと焦っても実際に超えることは難しいとの見方を示し、「時間をかけてしっかりした生産供給体制を作ることで初めて生産能力が向上し、それに伴い少しずつ知名度が高まり、普及していくのだ」と伝えた。
記事はその上で、中国は日本とは異なる道を進み、3Dアニメを新たな路線として大々的に発展させていく方が良いと提案。中国の3Dアニメは現在、何とか第一段階の基準をクリアし、さらなる発展に向けて多くの資本を投入できる基盤ができつつあり、この分野に力を入れて発展させていくべきだとしている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
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