記事は最近、中国のある企業の「偽日本ブランド」商品が明るみに出たと紹介。日本からの輸入品として販売していた鉄鍋が実は中国製で、宣伝に登場していた日本企業は存在せず、日本人職人は中国人俳優が演じたものと、すべてが「でたらめ」だったという。
そのうえで記事は、中国には日本を騙った商品や店がほかにも多くあると指摘。その背後には「中国人消費者の日本製品に対する高い信頼」があり、一部の悪質な企業はこうした信頼に「ただ乗り」していることを強調した。中国では「日本製」というだけで消費者の信頼を得ることができるのだという。
そして、今では1980年代から90年代生まれの世代が消費の主力となっているが、この世代は日本文化の影響を受けて育っており、日本製品に対して好感を持っていると指摘。多くの世帯で経済的に余裕が出てきており、質の高い製品を求めるようになっているが、中国の一部企業はこうした消費傾向を利用して日本ブランドを騙っているのだと論じた。
しかし記事は、こうした手段を選ばない「詐欺」的な商法を厳しく批判。中国ブランドであっても高い品質とサービスを提供すれば消費者に選ばれるはずで、「汚いやり方」で利益を得ようとするのは「墓穴を掘る」ことになると結んだ。日本製を騙れば楽に儲けることができるという考えなのかもしれないが、こうした姿勢である限り、日本のようなブランドイメージを築くことは難しいはずだ。また、こうした「ただ乗り」行為は日本企業が長年かけて構築してきた信頼を地に落とす悪質な行為であり、日本としても何らかの対策が求められるのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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