
記事はまず、韓国の財閥問題は中国でも有名で、「鉄で打ったようにゆるぎない財閥、流水のごとく移り変わる大統領」と言われていると紹介。10大財閥が韓国経済に極めて大きな影響力を持ち、国全体を牛耳っているほどだと伝えた。財閥企業だけで、小規模な国と同等の経済力を持っていると論じた。
たとえば韓国の10大財閥の1つであるサムスンはスマホメーカーとして世界1位の販売台数を誇っているが、記事は2020年第3四半期にアップルを押しのけて3位になった中国の小米(シャオミ)との違いを分析。シャオミにはスマホの生産能力はなく「部品を組み立てるだけの企業」で、その部品もほとんどは他社が生産している。この点、サムスンはスマホの自前での生産能力があるだけでなく、家電、金融、不動産、機械など他業界までカバーしていると指摘。サムスンの影響力は広範囲に及ぶがゆえに「韓国で避けられない3つのことは死ぬこと、税金、サムスン」だ、とまで言われているそうだ。
韓国の財閥が恐ろしいのは、経済面だけではないという。記事は「政治にも影響力を持っていること」と指摘した。10大グループは婚姻関係でつながっていて非常に強力で、「財閥が首を縦に振らなければ大統領にもなれない」と主張した。
韓国の財閥は、なぜここまで力を持っているのだろうか。
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